5日目の記事です。
三目並べ
Cojureで三目並べの続き。
ここでは三目並べのJavaFX実装について書きます。
ゲームのロジックは作ってあるのであとは描画のところを実装するだけ。
Application
JavaFXの基本として、メインクラスにjavafx.application.Applicationを継承します。
ここではgen-classを使って、Javaのclassファイルにコンパイルします。
mainメソッドではApplication.launchを呼び出します。
あとはstartメソッドでtic-tac-toe.game.Canvasを実装し、各パネルにhandlerを登録します。
ClojureでGUIライブラリを使うときに便利なのがdoto。
あるインスタンスのもとで、メソッドを連続して実行することが出来ます。
Rubyのinstance_evalのようなものですね。
EventHandlerなどのインターフェースはreifyを使うことで実体を得られます。
Web Start
JavaFX Script時代にはいくつかWeb Startのアプリケーションを作ったことが
ありましたが、JavaFX 2になってからは初のWeb Startです。
まずは、lein2 uberjarでstandaloneなjarを作ります。
20MBもあるのはClojure+JavaFXのclassファイルが入ってる所為です。
次にjnlpですが、こんな感じになりました。
all-permissionsになっているのはClojureを実行するためです。
多分JRubyやGroovyでもall-permissionsが必要になるはず。
all-permissionsを要求するので、署名をしなければなりません。
keytoolで適当なkeystoreを作ります。
keytool -genkey -keystore foo -alias bar
fooというファイルが作られるので、jarsignerを使ってjarに署名します。
jarsigner -keystore foo target/tic-tac-toe-0.1.0-SNAPSHOT-standalone.jar bar
これでWeb Startで起動できます。
実際に試す場合はjnlpファイルのcodebaseを
codebase="file:/home/halcat0x15a/tic-tac-toe/"
のように書き替え、
javaws tic_tac_toe.jnlp
で実行可能です。
雑感
このプログラムではたいしたことをしていませんが、JavaFXのおかげで、Swingよりもシンプルで簡単にGUIを書けるようになったと思います。
他のGUIライブラリと比べても、ライブラリの設計は格段に良くなったと感じます。
Web Startは、ScalaやClojureなどのランタイムが他に必要な言語にはあまりむかないのかなと感じました。
プログラム+ライブラリ+ランタイムとなると、かなりファイルサイズが大きくなってしまいます。
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