6日目の記事です。
三目並べ
ここでは三目並べソルバについて書きます。
tic tac toe
三目並べ、すなわち◯×ゲームです。
小学生の頃とかやってました。
このゲームは両者が最善を尽せば必ず引分けになるゲームで、その最善手もわかりやすいので他人とやってもだいたいドローになります。
この三目並べで盤面から次の手を返すプログラムを、ClojureとClojureScriptの両方で動くように作成します。
core.logic
今回は論理プログラミングでこのパズルを解きます。
最初にnamespaceですが、ClojureとClojureScriptの両方で動かす為に、多少の黒魔術があります。
;*CLJSBUILD-REMOVE*;はcljsbuildがビルド時に削除してくれるコメントです。
core.logicがclj版とcljs版で違うnamespaceを使っているのでこうなっています。
盤面で、空いているところはnilとします。
not-nil?という述語を作るために、!=を使いたいところですがcljs版に存在しないのでprojectを使います。
projectはcore.logicで使われている変数にあたるものから値を取り出します。
盤面が空いていたらコマを置く述語write。
コマが2連続で続いていたら自分であろうと相手であろうと決着します。
そのため、コマを優先して置く述語checkを定義します。
これで補助の述語の定義は終りです。
あとは愚直に盤面を検査します。
checkやwriteの順番を並べ変えると強くなったり弱くなったりします。
ここではなるべく中心にコマを置くように書いています。
盤面から次の手を返す述語が定義できました。
もう1つ、ゲームが終了したか調べる述語も定義します。
実際の使い方はこんな感じ。
敵味方の区別をつけていないので思った通りの手が返ってきていませんが、勝てないというのもつまらないのでこのままにします(手抜き)。
これらの関数を使い、ゲームのロジックを書きます。
Canvasプロトコルを実装し、play関数を各パネルをクリックした時のhandlerとして登録することで動きます。
JavaFXによる実装とgoog.graphicsによる実装を書きました。
雑感
core.logicによる論理プログラミングは慣れていないせいか、とても頭をつかいました。
完成したコードは愚直だけれど分かり易いものになりました。
こういった書き方が出来ることが論理プログラミングの1つの利点でもあると思います。
ゲームのロジックに関してはあまり綺麗に書けなかったのですが、各ライブラリと協調できるうまい書き方を知りたいものです。
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