OrderはEqualを継承しており、比較を可能にします。
Scala標準のAPIにもOrdered, Orderingがありますが、これらはJavaのComparableのように正、零、負で表しています。
しかし、このOrderでは比較結果をOrderingという型で返します。
?|?
比較結果を得るもの。
compareToみたいなもの。
これらがそれぞれequal, less than, greater thanを表しています。
これが素晴らしいところはOrderingがモノイドであること。
これにより、優先順位の高い比較結果から順に結合していくことで適切な比較結果を得られます。
比較結果モノイドについては、 比較はモノイド の記事が面白いので是非見て下さい。
lt, gt, lte, gte
比較する関数です。
標準のものと違うところは型安全なところと、記号じゃないから括弧で括らないといけないところ。
max, min
2値の間で最大、最小を得る関数。
Orders
order, orderBy
Orderのインスタンスを作ります。
orderは2つの値を取り比較結果を返す関数を渡します。
orderByは値を取り、比較可能な値を返す関数を渡します。
scala標準のOrderingも暗黙の型変換でOrderのインスタンスを得ることができます。
比較する際はjava.lang.Comparable, scala.math.Orderingよりもscalaz.Orderの検討を!
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